2006年03月29日

絶体絶命都市2

今日は音楽と全然関係ない話します。

月曜はオフの日なので、いろいろな用事を片付けようと、新宿に行って来ました。
デパートに向かって歩いてたんですけど、
ふと右手を見ると、ヨドバシカメラのテレビゲームコーナーに差し掛かり、
そのテレビ画面の妙な吸引力に、しばらく立ち止まって見入ってしまいました。

「絶体絶命都市2」

バーチャル空間の中で、川が決壊し、おそらく東京を真似て作ったと思われる都市が、どんどん水に飲まれていく映像でした。
そして、おそらく自分が操作することになるであろうプレーヤーたちが、
生き残るために孤独に街を彷徨う、そんな映像が次々に流れていました。

なんていうか・・・背筋が寒くなるような設定ですね・・・
でも、怖いというより、見ていてちょっと興奮する感じもありました。
小学校くらいの頃、台風が来た時に、危険だから学校が休みになって、でも非日常な街の中を歩いてみたくなる、そんなドキドキ感でしょうか。
あるいは、台風後の堤防ギリギリまで川の水かさが迫っているのを見た時に、「これ以上になったらちょっとやばいんじゃないのコレ」とふと怖さを感じるような、
水とか大きな自然の力に対する漠然とした恐怖感をかき立てられる設定ですね。

しかも、もし、この映像が現実に東京で展開されたら・・・と思うと、目が離せなくなりました。

コレ作ったゲーム会社の視点は凄いですね。
地震とか異常気象とかで騒いでいる今の世の中の動きを的確につかんでいます。

面白そうなんだけど、難易度はすごく高そうな気がする。
しかも、ビルの地下や、高速道路や、学校の廊下や、道などに絶え間なくどんどん流れこんでくる水の恐怖と戦いながら、
冷静に孤独に逃げ道を探すなんて、
そんな状況、私の心臓では耐えられそうにありません。

こういうゲームは、ゲームの上手い人の隣に座って「すごいねー」と感心しながら、
崩れ行く都市の迫力の映像に圧倒されつつ、
鑑賞を決め込むのが一番快適だと思います。

ああ、でも、面白そうだなあ・・・

でも、一人じゃきっと怖すぎてできないなあ・・・

紹介だけしておきます。
ちなみにプレステ2用ゲームです。

投稿者 konkiti : 00:10 | コメント (0)

2006年03月22日

本業と副業の会

もう数日前の事になってしまいましたが、「本業と副業の会」に参加してきました。
演奏会さながらに各自自分の出番のリハーサルをして(持ち時間は20分)、午後からはいざ本番でした。
本業では皆さん真剣に練習してきている様子が伝わってきて、合奏の時とは違う一面が見えました。
本領発揮、といったところでしょうか。
ピアノとのアンサンブルあり、マンドリン独奏あり、マンドリンアンサンブル、リコーダーデュエット、どのエントリーも、演奏もさることながら選曲も、その楽器や編成のために選ばれたような曲ばかりで、聞きごたえがありました。
こういう会があると、普段なにげなく合奏の中の一メンバーとして聞いている人の音をちゃんと聞くことができていいですね。
個性、というと大げさかもしれませんが、やっぱり一人一人の音ってそれぞれ違うんだなー、となんとなくわかります。
皆さん趣向を凝らしていてすばらしかったです。
趣向といえば輪をかけて副業がすばらしかったです。
笑いあり踊りあり手拍子ありでめちゃくちゃ楽しかった。
次回に向けて、大いにインスピレーションをかきたてられました。
そんな感じでとても楽しんだ会でした。演奏者の皆様、また聞きに来てくださった皆様、そしてエントリーに誘って&乗ってくださった皆様、ありがとうございました。とても楽しい時間でした。

自身としましては、本業のルーマニア民族舞曲は練習の8割くらいの力が出せましたし、練習時以上に表現をつけられた部分もあったので、満足でした。
選曲自体にも華がありましたし、インパクトはあったんじゃないかと思います。

副業では、グレゴリオ聖歌の合唱も、「会議は踊る」のリコーダーアンサンブルも、ある程度自己練しましたし、本番では楽しみながら気持ちよくやれました。
特に合唱は、久々に声を出して気持ちよかったので、またやりたいです。
今度は、日本語の合唱とかもやりたいです。

最後は恒例の打ち上げで、
本業副業の会が午後3時ごろに終わり、
それからまずは会場内のレストランで打ち上げ、
そして2次会は、行きつけの居酒屋で打ち上げ、
終わったのが午後10時ごろで、
計7時間(!)ほど、飲んで喋って食べて、また飲んで、をやっていました。
2次会では久しぶりに日本酒も堪能してしまいました。

当然ながら血中アルコール濃度は緩慢に上昇し、最後の方は常にニヤニヤしてました。
翌日は奇跡的に二日酔いになりませんでしたが、当日はかなりいい加減な状態だったと思います。
水:お酒=1:1くらいで飲んでたのが良かったのかな。

打ち上げでのお話も楽しかったです。
また打ち上げやりたいです。

↓打ち上げの一幕。お料理おいしかったー。


  

投稿者 konkiti : 22:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年03月17日

ルーマニア民族舞曲

大学時代のマンドリンオーケストラで、
バルトーク作曲のこの曲をやりました。
もちろんクラリネットとしての参加です。

その時のことで記憶に残っているのは、旋律は忘れたのですが、
ある部分でフルートソロがあり、
旋律と共に、その音の響きがメチャクチャカッコイイ~、と思ったことでした。

同じ楽器でも人によって出す音やその魅力が違うわけですが、
(そしてその人の性格が音色にも表れているように思うときもありますが)
その時ソロを吹いた先輩のフルートの音色は、
まっすぐで太くて芯があって、とても素敵な音だったと今でも思います。

クラリネットの先輩が吹いたソロも、独特のクセがある旋律で、
かっこよくて、いいなー、私も吹きたいな、と思って、
誰も聞いていないところでひそかに吹いてみたりしてました。
その先輩の音色は、素朴で温かみがあったなと思います。

そういうわけで、管楽器の旋律のかっこよさの印象が
記憶に強く残っている曲でして、
いつかもう一度やってみたい、とふと思い出す曲でした。

そして、「ルーマニア民族舞曲」を、
ついに、クラリネットでやることにしました。

この前記事にした、アマデイマンドリンアンサンブルでの「本業と副業の会」です。
本業として、クラリネット+ピアノの編曲バージョンでやります。

本番はあさって。
現在練習中ですが、マンドリンオケの中でオイシイ部分だけ吹くのと、
全6曲クラがほとんどメロディー部分を担当して吹くのとでは、
難易度が全然違うことに気付き、大いに焦っています。

全6曲中、1~4曲目まではまあいいのです。
技術的にはそれほど難しくなく、むしろ、どう聴かせるか、表現のつけ方が難しい曲です。
クラリネット1本だと、ピアノの支えがあるにしても、
やっぱり単調になりがちで・・・
管弦楽の音の厚みはどうしたって出せませんし、
変化をつけるために同じメロディーで2回目はオクターブ上げたりする箇所が
結構あるのですが、
頑張って気持ちを盛り上げて吹いたらどうにかなる、というものでもなく、
今後の課題かな、と思いながら練習しています。

テクニカルな問題とはまた別の側面として、どう聴かせるかという表現力の部分は、
・どう吹けば豊かに聞こえるかのイメージを持つ力
・イメージを実際の音として形にする力
の両方が必要かと感じています。

で、イメージを形にする力は、テクニカルな問題の方も関係してくると思うので、
とりあえずおいておいて、
イメージを持つ力の方は、どう鍛えればいいだろう、と考えてみたのですが、
とりあえず、
プロの演奏を聴きにいったり、同じ曲をやってる違う演奏家のCDを聴き比べたりして、
歌い方を真似したり、演奏の違いでどう聞こえるかを研究することなのでしょうか。
豊かなイメージそれ自身の力によって自分の中の曲想が膨らむ、ということも、
国土先生の指導を受けて気付いたのですが、
それほどの豊かなイメージを抱く力はどうやったら培えるのか、よくわかりません。
これはもしかしたら人生経験(?)だったりするのでしょうか。
小説や漫画なんかではよくあるじゃないですか、
あの出来事があってから、アイツの演奏は変わった・・・みたいな(笑)。

そんなことを考えながら、1~4は練習しています。

で、最後の2曲は、歌うというよりひたすら終わりに向かって盛り上がっていく、
という曲なので、
どれだけ指が動いてくれるかが勝負です。
技術力の問題です。
この2曲がネックなんです。

速いだけではなくて、装飾音符が多用されていたり、
最後の最後は本当に金切り声になりそうな高音で駆けていくので、
リードミスも気になります。

はあ・・・今の自分には早すぎる選曲だった、
という後悔が駆け巡った瞬間もありましたが、
ここまで来たらもう最後までやり遂げるしかありません。

でも、好きな曲が出来るのだし、
今の自分がどこまで出来るか、それだけを考えて、
あとわずかな練習時間を丁寧に使いたいと思います。

投稿者 konkiti : 23:31 | コメント (5)

2006年03月05日

今度はA管でがんばります

演奏会から1週間経ちました。
あっという間だったと思うと同時に、結構この1週間は気が抜けてた気が。
何もしたくない、というやる気のない状態でした。
この1週間でクラリネットに触ったのもほんの少しだけだったし。

“未完成』の演奏会は終わったのですが、
この後、個人的な音楽イベントとしては、3月と5月に控えているものがあります。
3月は、おととい書いた、「本業と副業の会」がありますし、
5月には、これが自分の中では“未完成』以上に一大イベントなのですが、

モーツァルトのクラリネット五重奏

をやります。


この曲は、題名どおり、クラリネットがメインです。
クラリネット1本+マンドリン系4パートという、プチクラリネット協奏曲の様相を呈しています。
しかもこの曲、第1楽章から第4楽章まであって、全部通すと40分弱でして、
演奏会プログラムの半分を占める構成になっております。

つまり、責任重大、ということですが、これは、1クラリネット奏者、しかも、
マンドリンオーケストラ団体におけるクラリネット奏者の立場として、
めったにない、いや、初めての試みかもしれない、
非常にオイシイ選曲ではあります。

そして、自分の人生で、もしかしたら最初で最後の最大のスポットライトを浴びる場となる
かもしれません。

が、

それにしても、難しい・・・

この長さで、集中力を持続しつつ、かつ人に聞かせられるレベルにまで曲を仕上げるということは、
並大抵の練習じゃかなわなそうです・・・

いや、曲に必要な演奏技術自体は、
さすがモーツァルトがクラリネットのために書いただけあって、
非常に理にかなった指使いのフレーズが多用されており、全くトリッキーではないのです。
音程が乱れやすいような音域で複雑な指使いをさせるなどの部分は全くないですし、
むしろ、練習曲集にも出てくるような、スケール練習のようなきれいな均等な指運びや、まろやかな音の聞かせ方、粒の揃ったトリル、はっきりしたアーティキュレーションなどなど、
それらがきちんと出来ていれば、「美しい」と思ってもらえる、おつりのくる曲です。

だから、基礎力が充分ある人には、
まさに演奏力を披露するには最高の曲なのです。

真面目にコツコツやってきた人には、難しくない曲、そう思っています。

だから、難しいんですよね、自分には・・・orz

もちろん基礎力が必要なのは、どの曲でも同じ事ですが、
この曲は、その力を持っているかどうかがすぐばれてしまう、そういう曲です。

演奏会本番まであと2ヶ月ありますが、
その2ヶ月でどれくらいまで持っていけるか、これからの課題ですね。

まだ全然、A管に慣れてないですし・・・。

今まで主にB管で練習してきていて、だんだん滑らかに吹けるようになってきたかな、
と思っていた場所も、
いざA管に持ち帰ると、A管の方がB管より楽器が長く、そうすると指の開き具合も変わってくるので、
B管で動くつもりになっていた指が、かなり動いてくれません。

今日の午前中、その練習に行ってきて、マンドリンの方たちと合わせてみたのですが、
ミスの連発で、
B管での練習はあてにならなかった、と実感しました。
練習不足で恥ずかしいなあ・・・と思いつつ、吹いてました。

あと、長さもそうですが、楽器そのもののメーカーや、鳴り具合も違うので、
それに慣れる時間も必要です。

間に合うのだろうか・・・

いや、間に合わせてみせる。

そういう感じで、今度はクラリネット五重奏を本命にして、5月に向けて練習です。

とても有難いチャンスですし、
これを乗り越えれば、また新たな階段を上れるかもしれませんので、
踏ん張りたいと思います。

プロヴァンスの時ほどには、曲想とかモチーフとか具体的な情報は得られないかもしれませんが、
また、曲についての調べ物などもしていきたいと思います。

5月、今からドキドキします。がんばろう。

投稿者 konkiti : 23:44 | コメント (0)

2006年03月03日

グレゴリオ聖歌って良いよ

今日は、ちょっと、歌の練習などしてみました。
突然ですが、合唱に参加させてもらえそうです。

それは"未完成』じゃなくて、
3月にアマデイマンドリンアンサンブルさんのところで参加させてもらう、
「本業と副業の会」です。

“未完成』の部内演奏会と似た感じの会だと思いますが、

この会の特徴として、参加者は、自分の本業(主に自分が使っている楽器)と、副業(本業以外なら何でも可)の両方をやらなければなりません。

本業はもちろんクラリネットで出ますが、
副業、今回は2つで出ます。
1つは、リコーダー。
もう1つは、合唱。

昔、小学生の時、合唱クラブに入っていて、先生から
「もっと大きい声を出しなさい」とよく注意されていたので、
合唱には少し、苦手意識もあるのですが、
基本的に歌は好きです。
カラオケも大好きですし。

で、その合唱曲がですね、
「グレゴリオ聖歌」
なんですよ。

今まで歌った事も聞いた事もないジャンル。
で、音源をいただいて、今、聞きながら耳コピの感覚でちょっとだけ真似して歌ったりしてみました。

これがね、
気持ちいい

歌うというより、聴く事がすごく気持ち良いんですよ。

聴いているうちに、どこかの次元に飛んでいきそうになる感じ。
清貧生活を送っている、青白い顔の僧侶たちが、心を込めて大聖堂で歌っている感じです。
で、音源はまさしく、修道院のメンバーが歌っているそうです。

いや、聴いてるだけでストレス解消になります。至極の歌声です。

薄暗い部屋でずっと流し続けてると、非常に癒されるとです・・・。


でも、難点が一つ。
歌詞が英語じゃないんです。もちろん日本語でもない。
ラテン語なんですよ。
しかも、グレゴリオ聖歌用の楽譜を見せていただいたのですが、
西洋音楽の記譜じゃありません。

これじゃあまりにもわからないので、それを西洋音楽の音に直して、
さらに発音をカタカナと英語表記(?)で書き直した楽譜をいただきましたが、

それでもよくわからないので、これは耳コピしかないだろう、と思い、
音源を聴いて、同じ場所を何度も繰り返して、聴いたままに歌う、ということをさきほどやってみました。

とりあえず、4分の1くらいはだいたい覚えられました。
あと4分の3も、コツコツやったら覚えられるでしょう、多分。

私は残念ながら女性なので、
どこまで雰囲気出せるかわかりませんが、
歌っててもそこそこ気持ち良さそうです。

ただ、ノリノリで歌う曲じゃないので、たとえば、街を歩きながら口ずさむ、とか、
そういうシチュエーションにはならなそうです・・・。

投稿者 konkiti : 02:55 | コメント (4)