2006年03月05日

今度はA管でがんばります

演奏会から1週間経ちました。
あっという間だったと思うと同時に、結構この1週間は気が抜けてた気が。
何もしたくない、というやる気のない状態でした。
この1週間でクラリネットに触ったのもほんの少しだけだったし。

“未完成』の演奏会は終わったのですが、
この後、個人的な音楽イベントとしては、3月と5月に控えているものがあります。
3月は、おととい書いた、「本業と副業の会」がありますし、
5月には、これが自分の中では“未完成』以上に一大イベントなのですが、

モーツァルトのクラリネット五重奏

をやります。


この曲は、題名どおり、クラリネットがメインです。
クラリネット1本+マンドリン系4パートという、プチクラリネット協奏曲の様相を呈しています。
しかもこの曲、第1楽章から第4楽章まであって、全部通すと40分弱でして、
演奏会プログラムの半分を占める構成になっております。

つまり、責任重大、ということですが、これは、1クラリネット奏者、しかも、
マンドリンオーケストラ団体におけるクラリネット奏者の立場として、
めったにない、いや、初めての試みかもしれない、
非常にオイシイ選曲ではあります。

そして、自分の人生で、もしかしたら最初で最後の最大のスポットライトを浴びる場となる
かもしれません。

が、

それにしても、難しい・・・

この長さで、集中力を持続しつつ、かつ人に聞かせられるレベルにまで曲を仕上げるということは、
並大抵の練習じゃかなわなそうです・・・

いや、曲に必要な演奏技術自体は、
さすがモーツァルトがクラリネットのために書いただけあって、
非常に理にかなった指使いのフレーズが多用されており、全くトリッキーではないのです。
音程が乱れやすいような音域で複雑な指使いをさせるなどの部分は全くないですし、
むしろ、練習曲集にも出てくるような、スケール練習のようなきれいな均等な指運びや、まろやかな音の聞かせ方、粒の揃ったトリル、はっきりしたアーティキュレーションなどなど、
それらがきちんと出来ていれば、「美しい」と思ってもらえる、おつりのくる曲です。

だから、基礎力が充分ある人には、
まさに演奏力を披露するには最高の曲なのです。

真面目にコツコツやってきた人には、難しくない曲、そう思っています。

だから、難しいんですよね、自分には・・・orz

もちろん基礎力が必要なのは、どの曲でも同じ事ですが、
この曲は、その力を持っているかどうかがすぐばれてしまう、そういう曲です。

演奏会本番まであと2ヶ月ありますが、
その2ヶ月でどれくらいまで持っていけるか、これからの課題ですね。

まだ全然、A管に慣れてないですし・・・。

今まで主にB管で練習してきていて、だんだん滑らかに吹けるようになってきたかな、
と思っていた場所も、
いざA管に持ち帰ると、A管の方がB管より楽器が長く、そうすると指の開き具合も変わってくるので、
B管で動くつもりになっていた指が、かなり動いてくれません。

今日の午前中、その練習に行ってきて、マンドリンの方たちと合わせてみたのですが、
ミスの連発で、
B管での練習はあてにならなかった、と実感しました。
練習不足で恥ずかしいなあ・・・と思いつつ、吹いてました。

あと、長さもそうですが、楽器そのもののメーカーや、鳴り具合も違うので、
それに慣れる時間も必要です。

間に合うのだろうか・・・

いや、間に合わせてみせる。

そういう感じで、今度はクラリネット五重奏を本命にして、5月に向けて練習です。

とても有難いチャンスですし、
これを乗り越えれば、また新たな階段を上れるかもしれませんので、
踏ん張りたいと思います。

プロヴァンスの時ほどには、曲想とかモチーフとか具体的な情報は得られないかもしれませんが、
また、曲についての調べ物などもしていきたいと思います。

5月、今からドキドキします。がんばろう。

投稿者 konkiti : 2006年03月05日 23:44
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