2006年02月15日

練習の奥の深さについて

なんだか今日も書かないと物足りなくなってきました・・・
この時間になると、バンバン「アドレナりん」が出てくるっぽい。
今はちょっとテンション高めです。

さて、注意力・観察力の鋭い方はすぐお気づきかと思います。
ブログデザインの一箇所を変更しました。
・・・わかります?
私の中では、クラリネットの良い音のイメージって「ポー」って感じです。
逆に、悪い音は「ピーッ!」
ええ、アレな音ですよ。“未完成』な方々はおわかりでしょう・・・。

今度の演奏会では、
「ここはかわいらしい音で吹きたい!がんばってる感を出したくない!」
って強く強く思う箇所が1箇所あります。
実現できるかどうかは、今後の努力と当日の神様次第。
そして、例の音も出したくない・・・

リードミスって、聞いている方にもわかるかもしれませんが、
大きい音やアクセントを要求される時、そして高音を要求される時に、出やすくなるんですよ。
体が力むんでしょうね。
マウスピースを噛んでいる口や唇に、不必要な圧力がかかるから、
想定外の音が出てくるんですよね。
力みすぎても良くない、ゆるゆるでも音が出ない、
丁度良いバランスで吹かないと、欲しい音は出てくれません。

今日、過去の資料をごそごそと漁っていたら、去年買った
「The Clarinet」という雑誌が出てきました。
まさしくクラリネット愛好家のための雑誌。
効率の良い練習方法、リガチャーやマウスピースのアドバイス、演奏家へのインタビュー、
新製品のご案内、またクラリネットとピアノの楽譜が載ってたりなど、
一号だけでもかなりの情報量です。

練習アドバイスのページをしばらくパラパラと読み返していたのですが、
一口に練習、といってもなんと奥が深いことかと改めて思いました。
この前自分が書いたような指の練習はほんの一部にすぎず、
喉の開け方や息の圧力などの身体の作り方、
自分の音を聴く練習、ハーモニーを意識する練習、リズム感をつける練習、
アクセサリの選び方、
曲の表現力のつけ方・・・
プロの人だけじゃなく、アマチュアの人たちも、皆さん随分工夫されています。

なんか奥が深すぎてメマイがしそうになりました。
私にはこんな緻密な練習はできない・・・
私の性格じゃ無理、と及び腰になってしまいます。

究極的には、どんな身体で吹けば、どんな音になるか、
とにかく腰を据えて自分の身体と対話して、よく観察して、考えて、研究しろ、という事みたいです。
そしてクラリネットに対して好奇心を持ち続けろと。
深すぎる・・・

でもプロの演奏家はそういったことを積み重ねてきてるんですよね。
素直に尊敬します。
と同時に、自分の身体の一部のように、クラリネットに接し続けるその姿勢が、
うらやましくもありますね・・・
多分、自分の性格では、仕事にしたら耐えられなくなりそうです。

こういうものを読んでしまうと、自分がノリでココで書いている内容が
途端に恥ずかしくなってきてしまいます。

まあ、でも、逆にこういうことに神経質になりすぎてカリカリするのも違う気がするし、
楽しみながら追求することが出来たら良いな、と思います。

今日は、譜面を読み返してみました。
そうしたら、休符とかフレージングに、結構見落としがあって、びっくりしました。
休符も、ただ感じるんじゃなくて、休符より細かい音符で区切りながら感じてみると、
今まで伸ばしすぎだったところ、速めに切りすぎだったところが明らかになります。
そうすると、感じ方や歌い方が変わってきます。

あと、演奏記号も知らないのがあったので、調べてみたりとか。
ああ、ここは『表現豊かに』だったのねー、とか。
改めて気付くと、曲のイメージが豊かになってきて、やった甲斐がありました。
良かったです。

投稿者 konkiti : 2006年02月15日 23:30
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