2006年02月10日

続・パート練習しました

最近妙に力の入った長文書いてますね>自分
演奏会に向けて集中力が高まってきてる証拠だと思うのですが、
演奏会1週間前くらいで力尽きないようにペース配分気をつけたいと思います。

で、今日もパート練しました。今度は管パで。
この前は、つい自分の音ばっかり聞いて良くなかった、と書きましたが、
今回は4人。一緒に聴いてくれる人も増えて、アドバイスもたくさんもらえて、
「音を合わせる」練習は良くできたと思います。

午後6時半から午後9時45分くらいまで、休憩を挟みながら約3時間の練習でしたが、
気になる所は納得するまで時間をかける、という事をやっていたので、
やっぱり全曲さらうことはできませんでした。
主に「ドリー」と、「アルルの女」の前半くらい。

プロヴァンスを残してしまったのは気がかりですが、
それでも、管パで改めて合わせてみると、
以前よりも合ってきているところ、今回意識してはじめて合わせられたところ、
そういう部分が増えてきた事を実感できて良かったです。安心しました。
欲を言えば、あともう1時間半くらい、全曲やるための時間が欲しかった・・・

今日やったパー練の収穫としては、管パのハーモニーをより意識できるようになったこと、ですね。
あとは、細かい雰囲気を調整できた事。
自分では無自覚な部分も、アドバイスもらって相手のイメージを借りられると、
吹き方とか空気感とか変わってくるので、良かったです。
たとえ指が動かなくても、イメージはより良くなった、と思います。

あとは、雑談の中で気付いた事なのですが、
今回の曲って、管パがかなりオイシイ選曲になってるんですよね。
「プロヴァンス」なんかは、ピッコロがかなりいい味出してて、ピッコロ無しでは語れないし、
フルートクラもパワフルな主旋律をかなり担っています。
「アルル」も管ならではのハーモニーが曲の美しさを引き立てるような編曲になっていて、がんばらねば!という感じなのです。

だから、もしかしたら、今回の演奏会、他パートより管が一番燃えてるかもしれない(^^;)。
オイシイところたくさんくれてありがとうございます!押忍!>誰にともなく
指回るようにしっかり練習します!

最後に、あともう一つ収穫。
パー練が終わってから、晩ご飯食べに行ったのですが、
「プロヴァンスって一体どういう曲だ!?」という話になったのです。

いや、正直、曲名がフランス語だから、意味がよくわかってなくて。
指揮者の人は練習中に確かに私たちに教えてくれてたし、それをちゃんとメモっておかない自分が悪いのですが、
「4番:猟師」以外、記憶がおぼろだったので、
今日のパー練前に、オンライン辞書で調べてみたのです。
こういうところでネットというのは生活の役に立つわけですね。

大体の題名の意味を再認識し、そして4番は「猟師」ではなく「漁師」だった!
ということまでひそかに判明し、自分の中でイメージが大分変わりました。

で、晩ご飯に時は移り、「プロヴァンス」の話になり、
自然と題名と曲のイメージについて、話が移っていったわけです。
そうすると、
「この旋律は、こういうイメージじゃないか」に始まり、
「この暗さと明るさのギャップはどういう意味だろう」
「皆こんな服装で踊ってるんじゃないか」
「帽子はどんな風だ」
「肌の色は」
そういう意見交換になり、最終的には
曲全体を占めている空気感だとか、
それぞれの曲の色彩とか、
南仏の人たちの背景にある物の感じ方だとか、
いろんなイメージが見えてきて、とても面白かったのです。

そうそう、こういう話がしたかったんだよ。
「なんか、音楽を作ってる感じ、みたいな」ものを実感して、
パー練を終わる事ができました。
また新鮮な気持ちで合奏練に望む事が出来そうです。

演奏技量や音合わせは、地道な練習に頼るしかないですが、
曲のイメージを想像したり、雰囲気や空気感を演出するっていうことは、
音楽のまた別の側面なような気がします。

技術とか音程とかばっかり気にしてると、肩に力入っちゃいますしね。
最近の自分はちょっとその傾向があって、「力んでるなー」と何となく思ってたんですが、
今日パー練やって、また新鮮な気持ちになれて良かったです。

あんまりグダグダな演奏は良くないですが、
音楽を楽しもう!っていう気持ちが無いと、誰も楽しくならないですしね。

何より、「アルルの女」も「ドリー」も「プロヴァンス」も素晴らしい曲だから。
「プロヴァンス」に至っては、この曲を初めて知った時には
「よくわからない曲だな」とずっと思ってた(!)んですが、
今は聴けば聴くほど味の出る、しょっちゅう噛んでいないと落ち着かない、スルメのような曲になっています。

どの曲も大好きだから、それぞれの曲の良さをうまく引き出せるような、
そんな演奏会にしたいな、と思います。

投稿者 konkiti : 2006年02月10日 00:58
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