2004年08月29日

シンクロと合奏の類似性

オリンピック、もうそろそろ終わりを迎えようとしてますね。
皆さんどれくらい見てましたか?
私はシンクロと、女子棒高跳びを観ることができました。いいもの見れました。
女子シンクロチームのフリー演技とか、なんかすごく感動したんですけど。
いや、演技に感動もしたんですが、何というか音楽が格好よくて。

フリー決勝での日本チームのテーマは「サムライ」。曲は、「ハッ」とか「ヤッ」とか、気合というか、たくさんかけ声が合いの手で入っていて、その間にお琴とか三味線とか、日本~って感じの曲調が太鼓の音と共にテンポ良く流れてました。サムライ同士の戦のシーンの演出ですね。

ああいう気合声に弱いのは自分だけなのか、それとも日本人の心性なのか、小気味良い声の合いの手を聞いていると妙に鳥肌たってきます。

その音楽を聴いて、チームの演技を見ていると、「ここまでくるのにすごく頑張ったんだろうなあ」とか感情移入しちゃって。判官びいきでしょうかね。
明らかにロシアの方が実力上なんですけど。

まあそれはいいとして、シンクロをじっと見てて、きれいに揃った足さばきや高く上がるターンを観ていると、「シンクロやってる人たちはきっと、合奏練やる時に感じるのと同じ感覚を感じてるんだろうなあ」と思えてきたわけです。
同じ角度で足をそろえたり、水面から同じリズムで立ち上がったり、そういうのってきっと、私たちがパート内で、あるいはパート間で相手の様子を伺いながら合わせるのと同じかもしれないし、ターンする役割の人が水面下で支えてもらいながらきれいに決めるときは、ソロの人に「お願い、ここはミスしないで決めて!」って願うときときっと同じ気持ちなんじゃないかと。
あるいは、誰か一人が足の位置が少しずれたり、簡単なミスをして、皆「あっ」と思うけど、振り返らずに一生懸命次に意識をつなげていく。
それで、演技が進んできて、どんどん皆のテンションが上がってくると、ふっと皆が一つになった錯覚に陥る瞬間がある。

きっと、合奏と同じだろうな、と思うのです。
そして、世界を狙えるくらいに足並みそろえた彼女達は、一体どれくらいの気持ちよさを味わっているのかと。

類似性を見つけたところで特に何もないわけですが、シンクロ見ててそんなことを感じてしまった私は、また合奏練やりたくなったわけでした。
いい緊張感で、定演本番迎えたいですね。

ではまた。

シンクロ.JPG

投稿者 konkiti : 2004年08月29日 00:27
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