2005年02月09日

イメージの力

2月6日(日)夜、プロの指揮の先生を招いて練習をしました。
いやー、緊張しましたね。練習始まる直前までは割合リラックスしていたのですが、先生が颯爽と会場に入ってこられて、「演奏聞かせてください」と言われた瞬間、身体のあちこちが力み始めました。
お陰でミスの多いこと・・・
去年は何かと舞台に上がる機会が多く、コンスタントにクラリネットに触れていたので、リードミスもほとんどしなくなってきてるな・・・と自分でも思っていたのに、緊張した途端にリードミス連発でした。皆様、うるさくてスミマセンでした・・・
でも、リードミスの原因は、緊張だけではなくて、ずっと調子の良い同じリードを使い続けてきたので、リードがそろそろ消耗し始めていたり、道具的な原因もあるんですよね・・・2週間も切ったので、その辺りも調整を始めなくてはいけません。

でも緊張してミスを連発していても、いざ先生が指揮を振られると、それに影響されて自分の音がどんどん変わっていくのがわかりました。
ちょっとびっくりしたのは、いつもは「もう息が続かないー」と思ってあきらめて息継ぎしまうところで、いつも以上に息が続いたり、「もうこれ以上は限界だー」と思っていたfの箇所でいつも以上に大きな音が出たり、そういう体験をしたことです。
肉体的なパワーが引き出されたというか・・・(私はサイヤ人か?笑)
(ま、ちょっと調子に乗って激しすぎた感もありましたが・・・^^;)

それは、先生が何箇所かで言葉にされた、曲の豊かなイメージによるところが大きいと思います。
イメージが膨らめばこんなに身体が反応するんだ、というような。

他にも、演奏上気をつけるべきこと、音楽を活かすために必要なこと、たくさん教えていただきましたが、その先生の一言一言で皆のというより何より自分の演奏が変わっていって、ミスを連発しながらも最後は楽器がよく鳴って気持ちの良い演奏ができました。
この感覚、本番まで忘れないようにしようと思います。

先生の指揮から得たことはたくさんありましたが、特に自分的に肝に銘じておくこととして、もっと曲のイメージを大切にすること、他のパートとのつながりを大切にすること、を教えられました。

あとわずかですが、それらを意識することで、本番までの2週間、演奏を磨いていきたいと思います。

投稿者 konkiti : 2005年02月09日 00:05
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