February 08, 2005

マンドラの弦について考えてみた(マイナーな話題にもほどがある)

自分は弦を買うのには、渋谷のオザキ楽器をよく利用しています。
マンドリンの専門店は他にもあるけど、ここが一番近いので。
この店、普通のマンションの一室にあって、知らない人は絶対探せない。学生時代は、先輩が後輩にこの店の場所を教えに一緒に連れていくって慣習があったくらいです。

さすがに今では口笛吹きながらでも行けるので、余裕で弦を買っていたら、咳払いが聞こえて、奥に他にお客さんがいることに気づきました。
あれ、なんかこの横顔見たことあるな・・・あ「肝付さん」「おー、久しぶり」てな感じで、学生時代に何度かサークルに教えに来ていただいていた、肝付先生でした。
卒業後もあちこちの演奏会でたまにお会いしたりしてたけど、ばったり会うとはびっくりです。でもよく考えたらこの店はマンドリン奏者しか来ない場所なんだから、道端でばったりとかに比べたら相当確率高いわけで、そんなにおかしくはないかも。

初めて会ってからもう8年かー、みたいな話をしたのだけど、そういや学生時代に合宿で、マンドリンマンドラ合同で構え方から習ったりしたことを思い出しました。うーん、あれも遠い昔だな・・・。あの日は天気が良かったことは覚えている。

ちょうどお店に“未完成』のチラシを置かせてもらおうと思ってたところで、先生にも1枚もらっていただきました。残念ながら今回は用事があり来られないとのことでしたが、レッスン教室の場で宣伝するかも、とのお話だったのでこれはラッキー。オザキさんにも15枚ほど置かせていただきました。


ところで今回は、弦の種類を変えてみました。マンドリン系の弦というと、たぶんオプティマ(元マキシマ)の赤い弦(ボトム寄りの端っこに赤い糸が巻いてある)を使うことが多数だと思う。たぶん。自分も長らく使っていたのだけど、生産元が2,3年前に変わったときに一時期品質が急に落ちて、不良弦が多くなったらしいんですね(この辺うろ覚え)。
そういうこともあって、以前来たときにドーガルの弦もありますよ、ってことでG線だけお試しにしばらく使っていたのです。こっちは端っこが黄色い。オプティマの弦がスチール剥き出しなのに対してドーガルはクロム加工?がしてあって、ややグレーにつや消しされたような色をしています。

自分は手のひらに汗かきやすくて弦の傷み方がどうも早いようで、特にG線なんかは弦変えてから鳴りが悪くなるまでが早い感じがしてました。ドーガルにすると、その弦の鳴りが悪くなる減衰の曲線が緩い印象で、割と長く持っている、って感じでした。あと、音が柔らかくなったと思いました。調べてみると、ドーガルは張力が弱いらしく、なるほど確かにそんな感じの音です。
自分のマンドラは石川で、どちらかというとソリッドな音なので、割といいバランスかなーという感想でした。

そういうわけで、また試しということで、今度は全弦をドーガル化してみました。一気に黄色いマンドラへ・・・。
しかし演奏会20日前はちょっと冒険しすぎたかもしれないとちょっと反省。この土日に弾いたところでは割と発音がいいと感じたけど、D線がやけに調弦が狂ったのは楽器のせいなのか、張りが悪かったのか。安全にオプティマに張りなおそうか悩む。

そんなわけで、日曜マンドラーの自分にしては、この日はやけにマンドリン業界っぽかった一日でした。

投稿者 甘栗 : February 8, 2005 03:24 AM | トラックバック
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