February 15, 2005

1年後の三文音楽

13日は“未完成』イベントの一環として新宿の紀伊國屋サザンシアターにて、俳優座公園の「三文オペラ」を観に行きました。
http://www6.ocn.ne.jp/~haiyuza/Pages/sanmon.html
去年の演奏会でやった、「小さな三文音楽」はこの舞台の劇音楽ということで、演奏後一年後という遅きに尽きるタイミングではありますが、自分たちのやった曲はどんな劇なのよ?というのを知りたくて。

集まった戦士は8人。前日の練習の疲れを引きずりながら、なんとか昼過ぎの新宿に辿り着きました。
観ました。いやー、演奏したときに一曲一曲の簡単なあらすじみたいなのは聞いてたけど、全部つなげるとこういう話だったのか、というのがわかってすっきり。
なんとなく「世俗的」「反体制的」なっていう説明がついていることは知っていたけど、まさに。出て来るのは乞食と犯罪者と娼婦と悪徳警官だけ。歌う内容も、当時のイギリスどころか今の日本でも完全に反道徳的ですよ。
まさか、みんなで楽しく弾いたCannon songが、英国軍がインドで「黄色も黒もビフテキにして食ってやる!」なんて言ってる歌詞だったとは・・・。
けど、終わり方がああいうものだったとは全然知らなかったです。デウス・エクス・マキナってああいうのを言うんだろうか。「え、ええ〜」って感じでいきなり丸くまとまるので、面食らう。途中で観客に語りかけるシーンなんかもあったりして、社会的メッセージの強い作品なんだってことがよくわかりました。

それにしても、劇団の人って、すごい。あんなに表情豊かに、あんなにたくさんの台詞と歌を覚えて演ずるのって、どれだけのエネルギーが注がれてるんだろう。稽古風景を見ると去年の夏から練習してきたようですが、それで2月公演って自分たちの演奏会と同じような流れ。比べる意味もないけど、同じくらいの期間であれだけのものが出来るんだな、なんてことも思いました。

見終わったあと、また三文弾きたいねー、今度は劇団と競演だ!なんて話したりして。そんなことになったら燃えるだろうな。

投稿者 甘栗 : February 15, 2005 01:36 AM | トラックバック
コメント

三文音楽、インパクトあったみたいですね。
私もまたやりたいです。演奏してる方も楽しい曲ですし。
ストーリーを知る前と知った後とでは、また感じ方も違うでしょうね。

Posted by: konkiti : February 15, 2005 11:38 PM

劇ものは、やっぱストーリー知っておくと違うだろうね。その曲に込めるべき感情ってのがはっきりしてるのとしてないのでは、大きな差があると思われます。

Posted by: 甘栗 : February 18, 2005 03:00 AM
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