October 05, 2004

ローマ人の物語

久しぶりに、本当に久しぶりになってしまいました。
あんまり久しぶりだったんでパスワードとか忘れてしまって・・・
蛤さん、申し訳ないです。
お勧めの本、ということでAmazonとのリンクも貼ろうかと思ったのですが、
それは週末のまとまった時間があるときに、ということで。

さて、塩野七生の「ローマ人の物語」です。
この本はローマの始まりから終わりまでの一千年間を描いた大長編で、ノンフィクションです。
しかし、こんなにも興奮させられるノンフィクションはちょっと類を見ないのではないでしょうか。
スキピオ・アフリカヌスがハンニバルと闘いザマで勝利を収めるシーンなど、
本を読んでいるだけなのに下手な映画よりよっぽど迫力があります。
小説ではないですが「物語」というタイトルどおり、単なる歴史の教科書でもありません。
軽い気持ちで読み始めれば、いつの間にか歴史の登場人物たちに心底魅了された作者独特の語り口調に時を忘れて聞き惚れてしまいます。

この本はこれまでハードカバーしかなかったのですがついに文庫本が発売され、早速買ってしまいました。この「文庫本化」にも作者がこだわっていて、大きさはスーツのポケットにも入るサイズ。
カバーはハードカバーとはまた変えていて、シンプルでいて美しいデザインです。
活字からちょっと離れている方、一冊でいいから手にとってみてください。
絶対にはまります。

投稿者 koma : October 5, 2004 10:49 PM
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